北海道も、先日まで20度前後の気温で、肌寒い感じでしたが、今日は26~7度に成るそうで蒸し暑く成っています。それでも内地?よりは遥かに涼しいですね。コロナに気を付けるだけでは無く熱中症にも気を付けなくてはならないので大変です。
その上、これから台風が来る時期に成りますので三重苦ですね。皆さんも、気を付け過ぎる事は有りませんので充分気を付けて下さい!!
〈白老仙台藩陣屋跡〉
此処、白老町には仙台藩の出先機関が有りました。江戸時代末期、鎖国政策の終焉に伴って、海外の国の干渉が強く成って来ました。特に北海道ではロシアの影響が強く成ってきました。
その為、幕府は北海道の防衛として、仙台藩にその任務を与えました。仙台藩は、その為の場所として、白老に元陣屋を作るようにしました。白老を本陣として、道内の「広尾」「厚岸」「国後・択捉」にまで出張陣屋を設けて警備をしました。
これらを見ても、北方4島は日本の領土ですね。4棟の長屋には120名の藩士たちが駐屯していたそうで、その藩士たちも、12年後に戊辰戦争の為白老からの撤退をしたそうです。
その他にも、北方警備のために、網走などオホーツク方面の「会津潘」、稚内・宗谷地方の「秋田藩」、札幌・旭川等の石狩道央地方の「荘内藩」、胆振・日高・道東地方の「仙台藩」、函館渡島地方の「南部藩」、松前地方の「松前藩」、桧山地方の「津軽藩」が北海道に陣屋を設けました。
此処には、本陣、勘定所、馬屋、大手門などが設けられており、大変広い敷地に成っています。敷地内には、仙台総鎮守の「愛宕神社」や、奥州一宮「塩釜神社」も有ります。
春には桜が咲き、花見の場所として市民の憩いの場に成っているそうです。
敷地内の大手門とは反対側に「仙台藩白老元陣屋資料館」が有ります。
此処は、入場料大人300円です。大変立派な綺麗な建物です。
大手門側にも駐車場が有りますが、そこからだと資料館まで遠いです。
「ウトカンベツ川」に沿って行くと、資料館側の駐車場に行く事が出来ますのでその方が楽です。
資料館の中も、綺麗に展示されていてとても分かりやすいです。入り口を入ると直ぐに甲冑と、アイヌの木彫りが展示されています。
甲冑の後ろに有る紋章は、仙台藩の九つ有る家紋の一つで、「竪三つ引両」と言う一番古い家紋だそうです。隣に有る木の彫り物もアイヌの有名彫師が彫ったものです。
すぐ隣には、伊達家の17代当主で仙台藩初代藩主である「伊達政宗」の着ていたと言う鎧のレプリカが飾って有りました。因みに伊達家には、政宗と名乗る人は2人いたそうです。一人は、9代当主で二人目が独眼竜政宗です。
鎧の大きさが意外と小さかったので、小さいですねと係の人に聞くと、これでも少し大きめに作ってあるとの事で2度びっくりです。
実際の政宗は、身長160cmに満たない小さな人だったらしいです。彼の偉業などを考えると、とても大きな人間だったように感じられますが、実際には違ったそうですね。人間は、見てくれでは評価出来ないもんだなと、納得した次第です!!
展示室には、火縄銃や大砲など、織田信長と同じ様に近代戦術にたけた政宗の
展示物が沢山有りました。
文・写真:SUZUCO
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